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ステップ1の記事で「稼ぎの仕組み」が何となくでも理解できたら、次はせどりをするための道具を揃えましょう。
ここでは、なるべくシンプルでお金のかからない方法をお教えします。
結論から言いますと、仕入れに出かけるまでにやらなければならない準備は、以下の3つだけです。
- Amazonのセラーセントラルアカウントを作る
- せどり用のアプリをインストールする
- バーコードリーダーを買う
他の準備は、仕入れをしつつ、追々やっていくことにしましょう。
くわしく説明していきます。
最低限の準備だけとっととクリアして、すぐに仕入れに出かけようぜぃ。
まずやるべき3つの準備
仕入れに行く前にやるべき、最低限の3つの準備について説明します。
これ以上ないほどまでに削ぎ落とした、シンプルな内容になっています。
ぜひ、すぐに実行ください。
①アマゾンのセラーアカウントを作る
本せどりの主な売り場は、アマゾン(セラーセントラル)ですので、アカウントを作りましょう。
アカウントは、小口と大口の二種類ありますが、オススメは小口です。
なんと言っても、月額5000円ほどの費用が掛からないのは大きいです。
ここで大事な注意点ですが、上の画像にある「さっそく始める」等のボタンから進んではいけません。
ずーっと下までスクロールして、下の画像の赤く丸をした部分から進んでください。
ちなみに、一度でも大口のボタンを押してしまうと、その後「小口出品サービスに登録する」のリンクから手続きを進めても大口にされてしまうことがありますので、注意してください。
ボクはこれで、3万円くらい知らないうちに払ってしまっていました😫
なお、小口だとアマゾンの倉庫や配送のサービス(FBA:フルフィルメント・バイ・アマゾン)が使えません。
もし「本以外のものもせどりをする」と決めている方は、すべてを自己発送というわけにもいかないと思いますので、大口を選択してください。
また小口の場合、書籍が一冊売れるたびに、余計に100円の手数料が掛かりますので、いちおうお知らせしておきます。
②せどり用のアプリをインストールする
インストールするアプリは、2種類あります。
一つは、Amazon公式の「セラーセントラル」です。
売るための商品登録ができたり、売れたときの通知が来たりなどするアプリです。
このセラーセントラルだけでも、売り値や商品のランキングなどは調べられますが、連続で何件もの処理はしてくれません。
そのため、せどり専用のアプリも使います。
ただし、Amazonの小口業者でも使えるものは少ないようです。
個人的には、「せど楽チェッカー」一択だと思います。
重要なポイントは、Amazonでの過去の販売履歴が確認できるという点です。
仕入れようとする本が、いつ、いくらで売れたかが確認できるわけです。
これを使うことで、多くのせどらーが使っているAmazonでの販売履歴確認サイト、Keepa(キーパ)に課金しなくても、なんとかやっていけます。
Keepa(キーパ)は、Amazonでの商品の売れ行きをチェックするための強力なツールです。
ですが、月額で19ユーロ(1ユーロ160円換算で3000円ほど)掛かってしまいます。
固定費を抑えるのは、商売の基本です。
「せど楽チェッカーの情報では足りないと感じたら、Keepa(キーパ)にも申し込む」という流れで、ひとまずはOKだと思います。
一般的な方法とこのサイトのやり方とで、月額の固定費を比較しておきましょう。
一般的には「大口+プライスター+Keepa(キーパ)」で13,000ほどですが、このサイトの方法だと「小口+せど楽チェッカー」で3,000(+一冊売れるごとに100円)です。
③バーコードリーダーを買う
本せどりのため、古本屋などで仕入れるときには、Amazonとの価格差を調査します。
つまり、「ブックオフなどで売られている本の値段がAmazonと比べて十分に安ければ、価格差から利益がゲットできるので仕入れる」というわけです。
価格の調査のためには、裏表紙のJANコードと呼ばれるバーコードを使います。
スマホでせどり用のアプリを立ち上げ、バーコードリーダーのビームをJANコードに当てて読み取ると、アマゾンでの現在の価格や販売ランキングが調べられます。
そのデータをもとに「安く仕入れられ、高く売れそうなら仕入れる」という具合に判断することになります。
JANコードは単なる数字の羅列ですから、もちろん手入力でもできますが、さすがに何百冊もサーチするとなるとやっていられません。
バーコードリーダーは、KOAMTAC(コームタック)のKDC200シリーズが定番です。
KDC200、KDC200i、KDC200iMと三種類ありますが、どれでも構いません。
くわしく説明すると違いますが、せどりに使うのなら、検討に値するほどの違いはありません。
「買いたいサイトでKDC200と検索して、一番安価なのを買う」というのでOKです。
もっと安いものもありますが、コンパクトさや読み取りの正確さ、素早さ、読み取りの距離などで定評があるため、やはりこのシリーズ一択です。
他の出費は極力抑える方法で説明していますので、メインの商売道具には品質のよいものを選びましょう。
追々やっていく準備
すでに説明をした3つをやってしまえば、とりあえず仕入れに出かけることができます。
ただし、それ以外にも準備すべきことは色々とあります。
くわしく説明していきましょう。
プリンターを買う
プリンターは、納品書や送付先の印刷などに使います。
すでに使っているものがあれば、とりあえずはそれでOKです。
ない場合には、モノクロのレーザープリンターがよいでしょう。
カラー印刷はできませんが、本体価格も手頃でランニングコストが低く、印刷のスピードでもキレイさでも優れています。
仕事で使うのなら、インクジェットではなくレーザーがオススメです。
本棚を用意する
仕入れた本の置き場所も、確保しなければなりません。
規模感としては、下の本棚だと単行本&大型本がおおよそ100冊収まるくらいですので、参考にしてください。
なお購入の候補として、いわゆるカラーボックスが思い浮かぶ人もいるかと思います。
カラーボックスは一段分の高さは30cmで大型本も入る大きさなので、そこはよいのですが、段数が足りないため重ね使うイメージになります。
そのまま重ねたのでは不安定で危険なため、対策が必要になるものと思います。
安く、楽にすませるのであれば、リサイクルショップでカラーボックス風の5段、6段と段数のあるものを探すという手もあります。
緊急避難的には、ダンボールでもいくらかはしのげます。
その他諸々の文房具を買う
もとから家にあるものも多いでしょうが、必要と思われる文房具を列挙しておきます。
- セロハンテープ
- のり
- はさみ
- 封筒
- コピー用紙
- クリスタルパック(古本を包むために使う透明のビニール袋)
- プチプチ(梱包材)
- シールはがし
どれも、百均などで簡単に手に入るものばかりです。
シールはがしは、商品の値札を剥がすために使うのですが、以下のものがオススメです。
個人的には、古本の表紙の汚れ落としにも使っています。
補足:+αで揃えたほうがいいもの
先のセクションまでは必須と思われるものを説明してきました。
ここでは、用意すると作業効率がアップするものをご紹介します。
ビニール封筒+シーラー
商品がめでたく売れたら、買ってくれた人へ発送することになります。
でも「紙の封筒に入れ、のりやテープで封をする」というのは、意外に面倒です。
そのため個人的には、商品を黒のビニール封筒に入れ、シーラーで封をして送っています。
シーラーというのは、電熱線が入っており、挟み込むとビニールが圧着される機械です。
作業が圧倒的に楽になり、導入してよかった道具ナンバーワンですので、お知らせしておきます。
紙の封筒と違い、雨などの水濡れ対策にもなるところも大きなメリットです。
また高価な商品はプチプチで包んでから封筒に入れたりもしますが、プチプチを閉じるのにもシーラーは使えます。
黒のビニール封筒は、大手ネットショップでの入手性が悪いようなので、個人的にはいつもコチラで買っています。
撮影ボックス
古本は状態が様々なので、商品情報に写真を載せると買う側としても安心できます。
もちろん手間が掛かりますから、割り切って「写真なし」でやっていく方法もあります。
もし「写真あり」でやるなら、撮影ボックス・撮影ブースがあると、商品写真がキレイに撮れます。
個人的には、安い本やコンディションが「ほぼ新品」のもの以外、つまり、数千円以上の価格で「非常に良い」「良い」「可」のコンディションの場合は、写真を付けています。
大型の本を撮影したい場合もありますから、撮影ボックスの大きさとしては「一辺50センチ以上」のものが好ましいでしょう。
パソコン用のバーコードリーダー
仕入れた本は、アマゾンに登録することになりますが、その際にはパソコン用のバーコードリーダーがあると便利です。
ちなみに、少し話が脱線しますけれども、「パソコンなしで本せどりはできないの?」と思っている人もいるかもしれません。
答えとしては、「ムリではない」という感じかと思います。
ただ、それなりに本を売るようになると帳簿を付ける必要がありますし、確定申告もしなければなりません。
そのため、簡単な事務作業ができる程度の中古の安いものでもいいですから、ぜひパソコンも用意したいところです。
また、「アマゾンではなくメルカリで売るのはどうか」と思う人もいるかもしれませんが、メルカリの売値は基本的にかなり安いです。
むしろ「メルカリで仕入れてアマゾンで売る」というのが、とても有力な販売ルートになっています。
まとめ
本せどりを始めるために用意する道具の説明をしてきました。
このうち、仕入れに出かけるまでに少なくともクリアしておきたいのは、以下の3つです。
バーコードリーダー以外は、ネットですぐに手続を終えることが可能です。
他の道具については、文房具は簡単に買えるでしょうし、プリンターは開始時点ではセブンイレブンのネットプリントを利用するという手もあります。
そんなわけで、上の3つをクリアしたら他は随時手配するということにして、さっそく仕入れに出かけましょう。
次のステップ3の記事では、仕入れのやり方を説明します。
NEXT > ステップ3:本を仕入れる
要するに、バーコードリーダーさえ買ってしまえば、わりとすぐに始められちゃうってこと。