ステップ3:本を仕入れる

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ステップ3:本を仕入れる

利益商品って、どうやって探すの?全頭しろ(片っ端からリサーチしろ)」と言われるけど、お店にある全部の本をチェックしろってこと?

仕入れ初心者の方の中には、そんな風に思う人もいることでしょう。

お店の本を全部チェックするのは、さすがに大変すぎますよね。

この記事では、全頭を含めた3つのリサーチの仕方をくわしくお教えします。

結論から言いますと、全頭のコツは「あらかじめ範囲を区切ってやること」です。

所々を適当に調べたのではなかなか利益商品は見つかりませんし、かと言って「お店のすべての本をチェックする」のは、ほとんど誰にもできないからです。

この記事を読めば、本の仕入れ方がバッチリ分かるようになりますよ。

「初心者向けの手順を教えてくれ」という方のために、まずはもっともシンプルだと思われる仕入れの手順からご説明します。

あすら
あすら

基本的な仕入れの仕方を、くわしく教えるぜぇ?

もっともシンプルな仕入れの手順

「とりあえずは、どうやって練習すればいいの?」という人は、次のような手順でやってみてください。

  • ブックオフの単C(110円、220円の棚)を棚の1区切りごとにリサーチ。
  • まず棚一段分の本(30~40冊程度)に一気にビームして、バーコードを読み込む。
  • 販売価格が1000円以上のものを仕入れ候補とする。
  • 直近3ヶ月の売れ行きをチェックして、5回以上売れていれば仕入れる。
  • ただし線引が大量にあったりカバーが大きく破けているなど、状態が悪いものやCDなどの付属品がないものは除く。
  • 棚3個分まで調べて、もし一冊も見つからなかったら店を変える。

最初のうちは本棚にも余裕があるでしょうから、売れた回数は3回くらいでもよいかもしれません。

また棚の1区切りをいくつ調べるかは、体力や使える時間に合わせて適宜変えてください。

いずれにせよ、「最初から必ず絶対に成功する方法」というのはありません。

とにかくチャレンジして、何冊か仕入れてみましょう。

なお「この箇条書きだけでは、内容がよく分からん」という方は、くわしく説明していきますので、以下のセクションを読んでください。

仕入れの仕方の3フェーズ

仕入れの基本戦略は、以下のような3つのフェーズになります。

  1. どの棚をリサーチするか決める
  2. 仕入れ候補を探す
  3. 仕入れるかどうかを決める

順番に、くわしく説明していきましょう。

ちなみに「そもそも全頭すべきかどうか問題」というのもありますが、それについては別の記事で説明していますので、参考にしてください。

仕入れのフェーズ①「どの棚をリサーチするか決める」

古書店には、当然ながら書籍が山のようにあります。

そこから利益商品を見つけたいわけですが、闇雲に探しても見つかりません。

先に大雑把であっても、どこをリサーチするかの戦略を立てる必要があります。

ここでは、棚ごとに区切って全頭する方法を説明します。

「棚ごと」というのは、以下の写真のような感じです。

主戦場であるブックオフなら、写真のように「単C(たんしー)」と呼ばれる110円、220円の棚について、その一区切りをターゲットにして、そこにあるすべての本を調べます。

なぜ棚で区切ってサーチするかと言えば、区切りもなく適当にやっても、どこを調べたのかが分からなくなるからです。

また、とは言っても、さすがに「店内のすべての商品をチェック」するのはむずかしいから、です。

区切られた一部とは言え、「端から端まで残らずリサーチする」というのも意外に大事なポイントです。

仕入れをしていると、同業者らしき人が「手前だけをチョロチョロと調べて、すぐにどこかに行ってしまう」のをたまに見かけます。

何か考えがあってやっているのかもしれませんが、全頭ということであれば、もちろんNGです。

簡単に手が届く調べやすいところの本だけをサーチしても、他にも同じような人はいるはずです。

なので、すでに調べられ、利益商品は取られている可能性が高いので、無駄が多くなってしまいます。

仕入れのフェーズ②「仕入れ候補を探す」

まずは、「どの棚で利益本を探すか」という話をしてきました。

ここでは、リサーチすると決めた棚からどうやって探すかという「具体的な探し方」について説明したいと思います。

本自体のバーコードを一挙に読み取る

価格の調査は、せど楽チェッカーを使って行います。

アプリを立ち上げた状態で、KDC200などのバーコードリーダーでビームを打ち、バーコードを読み込むわけです。

バーコードは、基本的には本に印刷されているISBNのバーコードを読み込んで行います。

理由は、(写真下部の)店内バーコードは間違っていて、違う本のものである可能性があるからです。

せど楽チェッカーは、読み込んだバーコードの情報から、下のような表示をしてくれます。

一番上の例では、「1,135円」と表示されていますね。

これは、「直近の可の本を除く最安値から、Amazon手数料と200円の諸経費を引いた価格」です。

ちょっと、分かりづらいですね。

ざっくり言うと、「表示された値からブックオフで仕入れる値段を引けば、それが利益」という感じです。

実際には、この計算は大口でのものですので、あと100円引かれますが……

ですので結局のところ、もしこの本が220円で仕入れられたら、小口であるがゆえの100円と合わせて、320円を表示価格から引いた、815円くらいが見込み利益となるわけです。

ちなみに、表示される値の計算方法は、設定で変えることができますので、正確な値が出るようにしたいという方は、変更をしてみてください。

話を戻し、一つ注意点を書きますが、サーチする際には、何冊も連続で読み込むようにしましょう。

データをネットから引っ張ってくるのに1件ごとに多少の時間がかかります。

そのため、「ビームして、価格を見て、購入を検討して」と1冊ずつやっていたのでは、時間がいくらあっても足りません。

「十数冊くらいは一気にビームして読み込み、出てきた結果画面からめぼしいものについて仕入れるかどうか検討する」というような流れで、やってみてください。

仕入れのフェーズ③「仕入れるかどうかを決める」

リサーチする棚を決めて、次々にビームすることで、仕入れ候補はいずれ見つかることでしょう。

ここでは、「仕入れるかどうかの決め方」を説明します。

仕入れるかどうかを決めるのには、4つのポイントがあります。

それは、「価格差(見込み利益額)」「売れ行き」「コンディション」「すでに売られている商品数(出品者数)」です。

順番に説明していきます。

価格差(見込み利益額)をチェックする

リサーチの結果、いま現在Amazonで高く販売されている本の方が、当然のことながら利益が得られる可能性が髙いです。

せどりアプリで調べると、Amazonでいくらで売られているかや、いくらの利益になるかが表示できます。

下の画像は「せど楽チェッカー」での例ですが、赤丸の価格から仕入れ値を引いた価格が利益になります。

利益がどういう感じで計算されるのか、例をあげて計算してみましょう。

例えば、110円で仕入れた本が1000円で売れた場合を考えます。

Amazonの手数料が商品の15%+180円、送料はクリックポストだと185円ですから、仕入れ値が110円だった場合、1000円で売れる商品については……

1000(売値)×0.85(手数料)-180(手数料)-185(送料)-110(仕入れ値)で、利益は375円になります。

実際には「どの程度稼げれば仕入れたいか」は、人によって違うでしょう。

副業だと「あまり時間がない」という方が多いでしょうから、もっと大きめの利益でないときびしいかもしれません。

ただしもちろん、利益が大きい本はなかなか見つかりません。

他にも「本を置いておく場所があるのかないのか」についても、仕入れ基準に影響します。

場所がたくさんあれば、売れ行きが鈍くても利益が取れそうな本は置いておいて、じっくり売れるのを待つことができます。

「どのくらいの利益額であれば仕入れ対象になるか」の自分にとっての落とし所については、さすがにやっていく中で探っていくしかないと思います。

売れ行きをチェックする

「利益が取れそうだから」という理由で売れ行きを見ずにどんどん仕入れると、売れ残りの在庫が増えていくことになってしまいます。

仕入れ対象の本については、その売れ行きを必ずチェックしましょう。

「売れ行きがどの程度だったら仕入れるのか」ですが、個人差もあり、一概に言うのはむずかしいです。

いちおうのざっくりとした判断基準をあえて書くとすれば、「3ヶ月で5回以上売れていれば仕入れられそう」という感じでしょうか。

個人的には、3回でも仕入れますし、もっと言えば、1回でも、直近3ヶ月でまったく売れていなくても、仕入れるときはあります。

具体的には「1万円で売れるかもしれない本が110円で仕入れられる」なら、かなり売れゆきが悪くても「とりあえず仕入れておこう」ということになりますよね。

参考として「本の順位と体感での売れ行き」についても、大雑把な表現ですが、いちおう書いておきます。

  • 10万位以上:けっこう売れる
  • 30万位くらい:いくらか売れる
  • 50万位くらい:あまり売れない
  • 100万位以下:いつ売れるか分からない

あくまで感覚的なものですので、念のため。

コンディションをチェックする

本のコンディションについては、やはり状態のよいものの方が高く売れます。

またAmazonに出品するとすれば、「かびている、ひどい染みや臭いがある、汚れている、ページ数が不足している商品、または文字が読めない商品」については、そもそも出品できません。

Amazonへの商品登録の際には、コンディション・ガイドラインに応じて「ほぼ新品」「非常に良い」「良い」「可」に分けて、商品の状態を設定しなければなりません。

Amazonでの売却をする人がほとんどでしょうから、コンディション・ガイドラインについては必ず確認をしておいてください。

なお使われている言葉について分かりづらい部分があり、その点を解説している記事もありますので、参考にしてください。

「すでに売られている商品数(出品者数)」をチェックする

Amazonで売るにせよ、メルカリなどの他の場所で売るにせよ、他にも同じ商品を出している人が多ければ多いほど、商品は売れづらくなります。

Amazonで言うと、例えば、他の出品数が50も100もあるような商品だと、かなり値下げをしないと「いつ売れるか分からない」という感じになりがちです。

せどりアプリで商品検索するとAmazonでの在庫数が表示されますので、チェックするようにしましょう。

まとめとオススメのやり方

最後にカンタンにまとめておきましょう。

本せどりの仕入れの3ステップは、①どの棚を攻めるか決める、②仕入れ候補を探す、③仕入れるかどうかを決める、となります。

どうするか迷うのはおそらく、①のどの棚を調べるのかについてだと思います。

個人的には、まずは単純に棚ごとにリサーチするというのがオススメです。

棚ごとに機械的に調べると、自分がいままで触れたことのない情報に触れられるからです。

「闇雲に探すような感じは苦手かも」と思う人は、自分が興味のある分野に絞るのも一つのやり方でしょう。

例えば、「料理に興味があるならその棚、パソコンならそこを」という感じですね。

他にも「試験勉強を結構やった」という人なら参考書を、「ゲームが好き」なら攻略本を調べてみてはいかがでしょうか。

なぜオススメするかと言えば、その分野ごとの知識が、新たに学ぶ必要もなくあらかじめ分かっているからです。

具体的には「より細かいジャンルとして何があるのか」「どういう本が珍しいのか」や「どんな言葉が使われるのか」「いま何がトレンドなのか」というような話です。

例えば、マニアックでないありふれた本については、買う人も売る人も多いので値崩れがしやすいです。

そこに該当するかどうかの判断が、自分が知っている分野だとある程度スムーズにいくことになり、これは大きなアドバンテージになります。

逆に言うと、本せどりをしながらあらゆるジャンルについての知識を蓄えていき、それを活かして仕入れるというのが、ひとまずの目標ということにわけです。

以上、本せどりで稼ぐための「ステップ3:本を仕入れる」でした。

仕入れが終わったら、いよいよ最後の「ステップ4:本を売る」です。

あすら
あすら

ここまで読んだら、さっそく仕入れに出かけようぜぃ?バーコードリーダーは買ったかいぃ?「とりあえずスマホカメラでいいや」とか言ってんじゃねぇぜぇ?時間のムダだぜぇ?

おまけ(リサーチ方法:他の2パターン)

リサーチ方法についての説明として、「棚ごとに区切って全頭」というのを紹介しました。

けれども、ずっとこれだけをやり続けるというのもつらいかと思いますので、あと2パターン、リサーチ方法(2)と(3)をご紹介したいと思います。

リサーチ方法(2) ジャンルごとに全頭

おすすめのリサーチ法の2つめは、「本のジャンルごとで区切り、そこを全頭する」という方法です。

具体的には、例えば以下の画像のように、「病気」のジャンルだけを区切って調べるということです。

多くの古書店では、ジャンルごとに区切って本が並べられています。

狙うジャンルをあらかじめ決めて、そこを全頭するとメリットがあります。

メリットというのは、まず「どこをリサーチしたのかがハッキリ分かる」ということです。

他にも、「どのくらい利益本があるかなどの傾向がジャンルごとに分かるようになる」という利点もあります。

ジャンル分けを大きめに捉えると、おおよそは次のとおりです。

  • 文芸書(小説・エッセイなど)
  • 専門書(コンピュータ・建築・法律など)
  • 生活(健康・ファッション・マナーなど)
  • 趣味(料理・手芸・スポーツなど)
  • 学習(入試関連、資格試験関連など)
  • 生き方(占い・スピリチュアルなど)
  • 仕事(ビジネス書・自己啓発など)
  • エンタメ(芸能・サブカルなど)

個人的にオススメなのは、専門書・生活・趣味・学習です。

逆に小説や芸能関係などは、少しむずかしい印象があります。

理由は「流行り廃りが早い」ことと、一般の人が買う「部数がたくさん出るような本が多い」からです。

有名人でもブームが去った人の本は売る人が多くなりますし、そもそもたくさん部数が出た本は古本屋でもだぶつきがちです。

いずれも、値崩れがひどくなる原因となるわけです。

リサーチ方法(3) 全頭から間引いてリサーチ

「でも全頭ってのは、やっぱり大変だなぁ」と思った方もいるかもしれません。

そこで、「最近になって仕入れられた本だけをリサーチする方法」をお教えします。

最近仕入れられた本だけをチェックするのがいいのは、もちろん「他のせどらーがまだ調べていない可能性が高い」からです。

なおこの方法は、本せどりの主戦場である「ブックオフ」限定の方法となっておりますので、ご了承ください。

ブックオフではお店が仕入れたタイミングが、色によって表されています。

この写真のように、仕入れたのが1~3月なら「黒」、4~6月なら「緑」、7~9月なら「青」、10~12月なら「赤」のシールが貼られるわけです。

そのため、例えば自分がお店に行ったのが1月なら、「黒」のシールを探せば、その月か、去年より前の1~3月に仕入れた本が探せます。

これで、サーチする対象を4分の1以下まで間引けるわけです。

以上で、リサーチ方法を3つ説明しました。

これら3つの方法で数万円程度なら、割と普通に稼げると思いますので、ひとまずがんばってみてください。

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